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完熟ばなな川崎店 まさみです
2026/3/15 00:17
ご新規のI様
昔、長く暮らしていた街での待ち合わせ。
ホテルのドアを少しだけ緊張しながら開けると、そこに立っていたのは、とても素敵な男性でした。
頬には小さな絆創膏。
細身のシルエット。
どこか若い頃のミッキー・ロークのようで…思わずときめいてしまいました。
最初は少し照れながらお話。
でも不思議と会話が途切れなくて、気がつけばつい長く話し込んでしまいましたね。
とても繊細で、優しい眼差し。
その穏やかな空気に包まれていたのに――
触れ合った瞬間、
まるで別人のように、深くまっすぐに切り込んでくる。
優しさの奥にある強さ。
そのギャップに、私はすっかり身も心も委ねてしまいました。
気づけば、
私の心まで裸になってしまったような時間でした。
お帰りの駅まで、少し距離のある夜道。
街灯もまばらで、静かな空気。
離れがたくて、
もう少しこのままでいたい…
そんな気持ちがふと胸をよぎった、その瞬間。
「新幹線の乗り場はどこですか?」
突然、女の子に声をかけられました。
急いでいた様子で、
I様はその子を連れて乗り場の方へ。
きちんとしたお別れもできないまま、
そこでおわかれ。
でもきっと――
あの夜の余韻を残したまま終わったからこそ、
忘れられない時間になったのかもしれません。
またお会いできたら嬉しいです。
まさみ

